売れない風俗嬢は辛い。特に頑張ってるのに売れないと惨めで悲惨だ。
どうせ頑張るならしっかり売れて稼ぎたい。実らない努力なんてするもんじゃない。
だけど悲しいことに頑張ってるのに売れてない子の多いことか!そんな子は閑散期に病んで辞めてく子が多い。もっと酷いと売れないことを意に介さないで、努力することを辞めてしまう。
お店にとって頑張って働いてくれる子は大切にしたい存在だと思う。だけど指名を持ってないと都合よく使われて女の子が痛い目を見る。
きついシフトを要求されたり、扱いにくいお客さんばっかり任されたり。他の子よりもきっつい働き方をしてるのに指名が取れない、つまり稼げないとか罰ゲームとしか思えない。
なんでこんな事を話すのかって言うと、私はデリヘル時代全く売れなかった。真面目に一生懸命働くおかげで食っていけたけど、稼げてはいなかった。俗に言う底辺。
本番強要がきつくて他の女の子からNGを連発されてる客や、ゴミ屋敷に住んでて他の女の子がキレた客を回されていた。私は文句を言わなかったし、文句を言える立場じゃなかったから。自分で書いていても悲壮感が半端ない。
そんな底辺だった私はソープで出会った人たちのおかげで売れっ子になれた。簡単なことだった。正しい方向へ努力をすればいいだけ。そんな誰でも簡単にできて、コミュ障で美人でも可愛くもない女でさえNO.1になれる方法を教えよう。
とにかく笑っとけ
真顔でいても許されるのは超絶美人だけと胸に刻め。少し可愛いくらいの女が(もしくはそれ以下の)女が真顔でいても客は喜ばない。
どんなブスでも笑ってさえ居れば愛嬌がある。風俗業に愛嬌は欠かせない。これから体を重ねようとする相手が、とっつきにくい相手だとちょっとやりづらいものらしい。
いいチンコついてて、SEX上手ければ関係ないじゃん?と私は思っていたけど、そうじゃない人間のほうが多いのを上司に教わった。
「愛嬌があるそこそこの女は、無愛想な美人より可愛いと思うもんだよ」と上司が言っていたから、接客中に一時たりとも真顔で居ることを辞めた。
相手から見えていないときだって関係ないとにかくニコニコ。そうすると優しいとか、感じがいいとか、本来の私とは真逆のアンケートが返ってくるようになった。一緒にいる時にすごく楽しそうにしてくれた、とかね。そんな訳はないんだけど。
だからとにかく笑っとけ。できれば目だけで笑うトレーニングをしろ。目が笑ってないと腹の中がわからない怖いやつだと思われるかもしれない。
最低限のスキルは身に付けろ
人体にはツボがある。チンコ立たせるツボだとか、イカせるツボだとか。ググれば出てくる。コレを知ってると簡単に快感を与えられる。それに遅漏のお客さんを少し早くイカせたり、2回目立ちにくいお客さんを立たせたりできる。
テクニックがあるのは最低限。でも他の女の子じゃ1回しかできないお客さんが、自分に入ったら2回イケたとしたら印象はかなり強く残る。
イク事が全てじゃないのが風俗業の難しいとこだけど、いい思いをしたくてお客さんは店に来る。だったらググれば出てくる情報を使ってよりいい思いをさせない手はないと思う。
口に指を突っ込んでフェラの練習をしろ。口腔の硬いところ、柔らかいところを把握しろ。そこに亀頭が当たったらどうなるか想像しろ。痛みを与えるのは論外。舌の使い方から、口腔粘膜の使い方、どの程度の強さで吸うのか計算しろ。
フェラする時は顔から目を離さない。痛いのか、気持ちいいのか、どんな時に反応が良いのか。目を離さなければ見落とせない。
マットだって同じ。講習で吸い方を事細かに確認する。筋肉の付き方、肌質で感じ方は変わる。この部位には歯を立てるのか、強めに吸う場所、弱めに吸う場所。一度覚えればその後すっと使えるし、マットはヘタよりうまいに越したことはない。
テクニックは一生モノ。未だにマットは後輩に負けない(笑)時々後輩に教えてコーヒーをご馳走になってるのは家族には内緒にしてるけど、そんな感じでも役に立つ。
ありがとうと好きのループ
心理学を少し使おう。小さなことでいいからお願いをしよう。タオルを取ってくれる?でも、隣に座ってもいい?でもいい。相手がその頼みを受け入れてくれればいい。
それに対してありがとうを連発する。ただそれだけだ。口先だけだけど誰でもできる。
そして持ち物でも癖でもいい、なんか褒める。この時は「この〇〇好き!」とか「〇〇さんの〇〇なところ好き!」って褒める。「〇〇さんが好き」って言わないのはトラブルを避けるため。
でも聞いた相手は「〇〇さんが好き」って言われたのと同じ脳の活動をしてくれる(笑)
大人になると褒められる事も、好きって言われることも減る。特に日本人は自己肯定感が低い。そこを褒めたり、面と向かって好きってワードを使うと「この娘といると心が満たされる」と脳が錯覚してくれる。
そしてミラーリング。相手が足を組んでるなら足を組む。顔を触るなら顔を触る。ほんの少しでいい。
相手が勘付かない程度にしておこう。勘付かない程度だと親しみとか親近感を感じてくれる。バレたら「同じことしてた?似た者同士なのかも」とか言って笑っておけばいい。
自分が一番コントロールしやすいプレイ時間を把握しろ
自分の手取りとかお店の価格帯でお店を選ぶことはあっても、プレイ時間でお店を選んだことはあるか考えてほしい。それに、自分がプレイ内容を含めた全てにおいて掌握しやすい、仕事がしやすいプレイ時間を考えてほしい。
どんなに手取りが高くても、自分がコントロールできないプレイ時間で働くのは効率が悪い。長すぎて集中力が途切れたり、手持ち無沙汰になることもある。逆に、短すぎていつもせかせか味気ないプレイをしたとしても勿体ない。
時間をコントロールできるとプレイをコントロールできる。表情を見たり、話すことを考える以外はほぼライン作業にできる。時計を見ないで働けるメリットは大きい。
時計を見ることをしなくて良くなるのも大きくて、「時間見なくていいの?こんな時間だよ?」と言わせたらこっちのものだ。「楽しくて時間忘れちゃった!」とか相手が喜びそうなことを適当に言っておけば喜んでくれる。
NO.1になるためにやったことはほぼこれだけ。時間を掌握して、「ありがとう」と「好き」を連呼。アホみたいにニコニコしつづけ、東洋医学についてググりまくった(笑)
あとは細く長いお客様を取りにいったことと、おじさん受けを意識し続けた。風俗を利用してる世代に一番多いのはおじさん世代だと感じてたからだ。
私は風俗業は向いていない。人と話すのも苦手だし、女性らしさの欠片もない。どっちかと言うとおっさんそのもので、共感性に乏しい。
風俗で頑張っていくには足りないものの塊のような人間だ。でもちょっとした工夫とコツで底辺から脱出できた。
大したことないコツで一人でも多くの女の子の収入が増えるとしたら、こんなに嬉しいことはない。