始めまして、キンタマ★スターと申します。マッチングアプリのプロフィールであれば、「平凡な日々に刺激が欲しくて…」と書くタイプの熟した人妻、絶賛セックスレス中。
いつかは理想のセカンドパートナーに出会いたいと思い、マッチングアプリをぶん回している次第である。
どうでもいいけどマッチングアプリって男と女のキメ顔カタログみたいに見えるのは私だけ?
アプリを開くたびにズラッと並ぶキメ顔の中から「どれにしようかな~」と選ぶカタログショッピング。ニッセンかベルメゾンか。それともフェリシモ?
まあそういう訳でここからは私が出会い系カタログでゲットしてきた素敵なメンズとの思い出を、頭の中のカタログをめくりながらお話していきたいと思います。
はじめてのマッチングアプリ
あれは5年ほど前のこと。まだ若く美しかった(ような気がする)私は、セックスレスが続いてすっかり股間がお留守であった。セックスってなんだっけ?状態。
そこで職場の悪い友達に勧められ、「せっかくついてるもん(乳とか股間とか)を使わないなんてもったいない!」とハッピーメールなる出会い系アプリに手を出したのであった。
なんとハッピーメールは、出会い系初心者にはピッタリのアプリであるとのこと。
今はもうすっかり慣れっこではあるが、最初は登録するなりめちゃくちゃメッセージが来ることに驚いた。なんやめっちゃモテてるやん!と。多分だけどレスられ妻ってこういう場所で承認欲求を満たしてるんだろうね。
まだよくマッチングアプリの要領が分かっていなかった若きキンタマ★スターは、できればヤリモクではない人を探したかった。しかし当然誰がヤリモクなんだかわかるはずもない。
皆ヤリモクでは無さそうな顔して写真に写って、下でちん〇こおっ立ててるとは夢にも思わなかったのである。
そこでよくわからないまま、なんとなく会話の続いた同い年の男性とドライブをするという約束をしたのであった。ちなみに交換した写真は思いっきり赤ちゃんを抱いた家族写真だったけど他になかったんだろか。今さら疑問を抱いてしまう。
ドライブのはずが・・・
その男性と待ち合わせをしたのは私の住む町にあるとあるコンビニ。彼は少し離れたところに住んでいるのだが、わざわざ私に会うために仕事を早めに上がって車で来てくれるとのことだった。
めっちゃ優しいやん!とキュンとするチョロい女。それがキンタマ★スター。マッチングアプリの男性と会うのは初めてなので超ドキドキ。初心者ゆえに、初回からいきなりセックスするのはちょっとな…と思いながらも一応アンダーヘアは刈り込んでおいた。
「あ、こんばんは…」
薄暗いコンビニの前で、初めて会ったアプリの男性は、ちょっと小柄でごく普通の男性。しかし私がひとつ気になったのは、彼が釣り人がよく着ているポケットのいっぱいついたアレ、釣り用ジャンパー略して釣りジャンを着ていることだった。
「こんばんは、さあ乗って!」
男性に言われるがまま、黒いヴェルファイアの助手席に乗せられてすぐに発進。アプリのやりとりでお互いのことはなんとなくわかっていたが、あらためて自己紹介などをしながらしばらく走った。
「実は今日、釣りに行くって言って家を出てきて…」
彼が言った。なるほど、それで釣りジャンなわけだ。いやどっかで脱いで来いよ。どう考えてもファッション性と防寒性に欠けてるだろ、釣りジャン。
「なあ、ホテル行く?」
唐突に釣りジャンから提案される。残念ながら私の住む町にあるラブホといえば、ボロすぎてもはやおばあちゃん家感のあふれる連れ込み宿しかない。それゆえにこの町に住む若者たちは皆隣りの市にあるラブホに行くのである。
「えー、遠いよ」
「いいやん遠くても」
「今日はイヤ」
ラブホなんか久しぶりすぎて遠い日の花火のような感覚しかない私はその誘いをあっさり却下し、ドライブ続行を提案する。不服そうに走り出す釣りジャンとヴェルファイア。
山の中にて
しばらくあてもないドライブを続けているうちに、車は山道へと入っていった。そう、私が住んでいる町はほとんどが山で占められているド田舎なのである。
「ちょっと止まって話そうや」といきなり横道に逸れ、車通りの全くない場所に車を停める釣りジャン。
「うん、いいけど…」
もしかしたら何かされるのでは?と警戒する間もなく、光の速さでシートベルトを外し、運転席から身体を乗り出した釣りジャンにベロチューをくらう。
「あ…」
これまた光の速さで助手席のシートベルトとブラジャーのホックを外され、ニットの中に手を入れられる。ああ、なるほどこういうことかと理解するキンタマ★スター。
釣りジャンは意外と遊んでいるようで、慣れた手つきであっという間にブラジャー本体も取られてしまう。
もうここまできたら仕方ないか、と諦めた私は抵抗をやめ、誘われるがままに後部座席に移動した。車から降りずに助手席から後部座席に移動できるってすごいね、ヴェルファイア!
そんなこんなで後部座席でとうとうパンツも取られ、初めてのマッチングアプリはなんと田舎の藪の中でカーセックスというクライマックスを迎えることになる。
セックスをするなら藪は生い茂っている方が良いが、私のアンダーヘアはショートカットにしておいて本当に良かった。久しぶりに見たよその男のちん〇こは、大きさは普通だが非常に元気そうであった。
いくらヴェルファイアが広いとはいえ、スペースの制限された車内では座位でハメるくらいしかない。抱き合う形でハメながら、ひたすら釣りジャンのポケットが胸に当たって邪魔であった。だから脱げって。
まあ色々文句はあったが結局2回戦までして、釣りジャンとは解散。その後1回ホテルでも会ったが、いつの間にか連絡は途絶えた。
初めてのマッチングアプリで会った人と、超久しぶりにしたセックスが釣りジャンとのカーセックスとは。これはこれで懐かしい思い出である。