こんにちは、キンタマ★スターです。相変わらず出会い系アプリをうろついていますが、「どSなのでいじめられたい女の子募集」「拘束・おもちゃで絶頂させたい」といったように性癖モロ出しプロフィールの人に限って写真が半目だったりトイレの汚い鏡の前で撮った自撮りだったりと、女性ウケしなさそうな写真を堂々と載せてるのは一体どうしてなのでしょうか。ありのままの自分をモロ出ししてるのかな?
さて、このお話はもう長い間レスられているため、理想のセカンドパートナーを探すべくマッチングアプリをぶん回している人妻キンタマ★スターが、アプリで出会った人をカタログをめくるように回想する物語である。
真実の愛を探して
理想のセカンドパートナーを探したりちょっとワンナイトで遊んでみたり、出会い系アプリを存分に満喫していたキンタマ★スター。しかしある日、お手軽すぎるセックスに疑問を抱き、「真実の愛が欲しい!」などと血迷った考えに行きついたのであった。
そこで例の大人気アプリ、「ハッピーメール」に再登録。
ハッピーメールは他の出会い系アプリに比べるとちょっとガチめというか、真剣に出会いを探している人が多いイメージ。
とはいえ婚活目的のアプリではないので既婚者も多く、私のようにセカンドパートナーを探している人にはありがたいアプリなのだ。
そこで出会ったのが、プロフィール写真がロン毛でヒゲ、趣味はジャズギターで、ライブも行っているという40代のイケオジであった。自営業なのでお金と時間に余裕がありそうなのと、ギタリストにはまだ出会ったことがないので興味津々。
さっそく連絡先を交換し、とある駅の近くでお酒を飲むアポをとりつけたキンタマ★スター。
その日はちょうど他の男性とのアポも入っていたので、もしギタリストとホテルに行くならダブルヘッダーだなあと思いながら、1回目のセックスを済ませて待ち合わせ場所へ向かった。
衝撃のヘアスタイル
待ち合わせ場所の駅近くのコンビニに車を停めているというギタリスト。酒を飲む約束をしているのに車で来るとは…。私だけ酔わせてどうするつもり!?なんてね。まあ仕事帰りらしいので仕方ない。
もうセックスはしてきてるので今日はタダ酒をたらふく楽しんで帰りたいと願うばかりであった。
「こんにちはー、ギタリストさん?」
指定されたコンビニに着き、それらしい車を見つけたので窓をコンコン。
「キンタマちゃん、初めまして」
窓を開け、にこやかに笑うギタリスト。おい、写真と全然違うやんけ!
ヒゲを生やした野性的な顔立ちは事前に交換した写真と一緒。しかし渋くてステキだったロン毛は見る影もない丸坊主スタイルに変わっている。
出会い系アプリで数人の男性と会ってきたキンタマ★スターであったが、こんなにも高校球児みたいなヘアスタイルの男性と会うのは初めて。できれば丸坊主なうのお写真を頂きたかったが、もう会ってしまったし文句は言えないのでとりあえず車の助手席に乗り込んだ。
ギタリストはちょっと離れた場所に住んでいるので土地勘がなく、今回は私が予約しておいた居酒屋へGO。
「なんでも好きなもん頼んでや」というギタリストの言葉に甘え、1人でどんどん酒を飲む私。ソフトドリンクを片手に優し気に微笑むヒゲの丸坊主。
酒が回るにつれてだんだんその丸刈りが愛おしくなり、たまにチベットのお坊さんに見えて手を合わせて拝んだりしながらも食事と酒を楽しんだ。
「そろそろ送るわ」
ギタリストがそう言ってくれたので、ベロベロになる一歩手前で店を出る。この後ホテルかな?とダブルヘッダーを予感したキンタマ★スターの気持ちとはうらはらに、ギタリストはわざわざカーナビをセットして私の最寄り駅まで送ってくれる様子。
初回でセックスしないとは…それだけで真実の愛の予感に震えるチョロいキンタマ★スター。
しかし散々タダ酒とタダ飯を食らって何もしないのは悪いので、最寄り駅(無人)のロータリーでベロチュー。そして後部座席に移動し、ちん〇こを拝むことに。
「あらま…!」
ギタリストのちん〇こは思わず声が出るほどデカかった。例えるならばカナダ産の松茸。あまりにもデカいので傘の部分だけちょろっと舐めてその日は解散した。
「次会う時はなんか本貸して。そしたら返すときまた会えるから」などとニクいセリフを吐くギタリスト。これが真実の愛か…と噛み締める、相変わらずチョロさ満載のキンタマ★スターであった。
巨根との初試合
ギタリストと2回目のデート。何を思ったか世界初のSM小説であると言われている「O嬢の物語」というフランスの小説を手に待ち合わせ場所に赴いたキンタマ★スター。
男性に本を貸すのが初めてだったため、おすすめの本が他に思いつかなかった。ちなみに内容は結構えげつないハードSM。今になって思うが、真実の愛を育みたい相手にはあまり読ませない方が良いだろう。
車に乗るなり本を渡し、その日はすぐにホテルへGO。先日見た巨根が気になって気になって仕方がなかったのである。果たしてちゃんと入るのか、もしかしてめちゃくちゃ気持ちいいのでは?とワクワクが止まらない。
変わりばんこにシャワーを浴び、ちょっとソファで雑談したあとギタリストは言った。
「ほな、ベッド行こか」
チーン!キンタマ★スターVSカナダ産の松茸の試合が開幕するゴングが鳴った。
「こんな大きいの入るかな…」
ちん〇こを握り、あらためてその大きさに不安になる。しかし巨根を前にして興奮していたのと、職人技と言っても良いくらい上手なギタリストのクンニで股間はオアシス状態。カナダ産の松茸は案外スルッと収まった。
「ほら、もう入ったで」
そう言われるとなんだかガバマンみたいだと思い、ちょっと傷つくキンタマ★スター。そんな乙女心をよそにガン突きしてくるギタリスト。カナダ産の松茸との初試合は、喘ぎ声がデカすぎてちょっと口を塞がれるほどの気持ちよさであった。
セックス自体はめちゃくちゃ良かったし、ギタリストは事後のピロートークも優しかった。これが真実の愛…(以下略)。
さらに、「エッチしたらお腹空いたなあ、晩御飯行こか」と焼き肉に連れて行ってくれるギタリスト。食事からのセックスはあれど、セックスからの食事、いわゆる事後の焼き肉は初めてだったのでさらにキュン。
やばい、ちょっと好きかも…。2回目のデートにして丸坊主ギタリストに心を奪われたキンタマ★スターであった。
真実の愛はどこに・・・
その後ギタリストとは数回デートを重ね、盛り上がるキンタマ★スターの気持ちとは裏腹にギタリストからの連絡は減っていった。そして「これ、返すわ」と貸していた小説を雑に返された日から連絡が途絶えてしまったのである。
フラれかけてる?と不安になり、「もしかしてもう会えない?」とウザさ満載のLINEを送るキンタマ★スター。
するとスマホにギタリストからの電話が。要するに、性格や価値観が合わないのでもう会えない。どうせなら好きな人と付き合いたい。連絡をしないことで察して欲しいと思っていた。という内容であった。
フラれかけてるどころではなかった。すでにフラれていることに私だけが気付いていなかったのだ。例えるならば切れ味のいい包丁で切られたトマトが、まだ切られたことに気付いていない状態。しかし今気づかされた。心はもうみじん切りである。
出会い系の男性に初めて真正面からフラれ、キンタマ★スターは少しだけ泣いた。そしてまた、放置していた
ハッピーメールを再び開いたのであった。
しかしギタリストのおかげで察することも学んだので、いい勉強になった。と思うことにしよう。ちなみに真実の愛もセカンドパートナーもまだ見つかっていない。