3か月にいちど歯石を取ってもらうために歯科医院に通っています。病院嫌い(とくに歯医者は苦手!)の私は、歯科医院から定期検診のハガキが届くたびに、ちょっと憂鬱な気分になります。
しかし真面目に通っていると、たまには思いがけない出会いもあるもので、過去にいちど、歯科助手の女性といい関係になったことがありました。
新人の歯科助手
2020年の4月、定期検診の案内が歯科医院から届きました。ちょうど最初の緊急事態宣言が出たときで、私は検診に行くのを躊躇し、先延ばしにしていました。
ところが8月になって、ちょっとした不注意から歯の根っこのあたりを痛めてしまい、仕方なく歯科医院へ行くことになってしまったのです。
受付へ行くと、いつものよくしゃべる小太りのおばさんではなく、新人と思われる若い女性が座っていました。
マスクをしているので素顔まではわかりませんでしたが、にこっと笑ったときの目の形と、声のトーンがけっこう私の好みのタイプで、ひとめぼれというと大袈裟ですが、彼女に好意を抱いてしまったのでした。
歯科医院のホームページを見ると、彼女の写真が掲載されていました。マスクをしていない素顔はどことなくアナウンサーの加藤綾子に似ていて、美人の部類に入る顔立ちでした。
歯茎の治療がけっこう長引き、受診回数も多くなりました。受付にいた若い女性は、曜日によっては診療助手のほうも任されているようで、私が処置を受けるときに彼女が助手につくことがありました。制服の名札には「中川(仮名)」と書かれてありました。
受付でも診察室でも、彼女は気さくに話しかけてきてくれました。診察中、彼女の細い腕が私の体に触れることがありましたが、私はとくに気にかけていませんでした。
ところが、受診を重ねるごとに彼女の手や腕が触れる回数が多くなっていき、もしかして故意にやってるのか?と私も考えるようになりました。
私と接するときの彼女の態度も徐々に変わっていきました。受付で「こんにちは」と挨拶するときの彼女の目つき、声色から、どことなく媚びるような印象を受けます。
いちど、診察台に座っているときに私の足が彼女のお尻に当たってしまい、彼女が「きゃっ」と可愛らしい声を上げたことがありました。
私はとっさに「すみません」と謝ったのですが、どう考えても彼女のほうから故意にぶつかってきた様子。その場を立ち去る際、彼女は口元にいやらしい笑みを浮かべて私を見てきました。
あきらかに私に対して気がある感じだったので、私のほうもだんだんその気になっていきました。美人でしたし、細身でスタイルも悪くなさそうだったので、いい関係になれたらなぁと思うようになっていったのです。
歯科助手へのアプローチの仕方
その後も彼女の私への態度は変わらず、たびたび色目を使ってきました。研修で来ていた若い女性歯科医師や歯科衛生士と私が話をしている(診療上の話です)と、少し離れたところから視線を感じることがありました。
ふと見ると、彼女が鋭い目つきでじっと私を見つめているのです。私が他の女性と話をしていることに嫉妬でもしたのでしょうか…。そのときは正直ちょっと怖くなりました。
しかし、なぜか彼女が直接的にアプローチしてくることはいっこうにありませんでした。態度では示しているものの、個人的に何か話しかけてくることはなかったのです。
他の患者やスタッフがいる場所で、私のほうからもなかなか声をかけるのは難しかったです。それは彼女も同じだったのかもしれません。何か声をかける絶好のタイミングが訪れてくれたらなぁと思っていました。
歯茎の処置がすべて終わり、先延ばしにしていた歯のクリーニングを受ける日がやってきました。その日は、彼女は受付に座っていました。
毎回クリーニングのあとに歯科衛生士から歯ブラシを1本もらえるのですが、それがすごく磨きやすくて重宝していました。その日は予備にもう1本買って帰ろうと思いました。
受付でそれと同じ歯ブラシが欲しいと伝えると、歯科助手の彼女はカウンターの外へ出てきて色々と説明してくれました。
説明しながら、わざとらしく体を近づけてくる彼女。すべすべした細い腕が私の腕に触れました。たまたま待合室には他に患者さんがいませんでした。
これは絶好のタイミングだと思った私は、ちょっとばかり強引にアプローチをかけてみることにしたのでした。
私はさりげなく彼女の手を握りました。一瞬、彼女が体をビクッとさせたのがわかりました。
彼女が手を握り返してきて、私の目をじっと見つめてきました。
「よかったら、いちど食事でも行きません?」私が聞くと、彼女は「はい…」と小さな声で言い、うなずいて見せました。
「ついでに、リュックを買いに行きたいんですけど。ついてきてもらってもいいですか?」
私がちょっとおどけた調子で言うと、彼女はクスっと笑い、「いいですよ、わたしでよければ」と言い、またクスっと笑いました。
歯科医院で働く目的
歯科助手の女性と連絡先を交換し、次の日曜日にふたりで会うことになりました。私の買い物に付き合ってもらったあと、デパートのレストラン街で食事をしました。
ホームページの写真でしか見たことがなかった彼女の素顔でしたが、実際に見ると、写真よりも美人でした。
彼女は32歳で、まだ独身なのだと、ちょっと恥ずかしそうな顔で言いました。私とは10歳くらい年が離れていることがわかり、それについて聞くと、「ぜんぜん気にしないです。年上の人って、わたしけっこう好きなんです」と言いました。
歯科医院で働くスタッフならではの話も聞かせてくれました。
「ホワイトニングとか矯正が目的で歯科医院で働く女性って、けっこういるんですよ。診療時間が終わった後にスタッフが治療してもらう時間があって…。ホワイトニングって自費診療だから、けっこうお金かかるじゃないですか。でもスタッフだと社員割引みたいな感じで、ちょっと安くしてもらえたりするんです」
「他にも、婚活目的でアルバイトしてる女性なんかもいるんですよ。先生と結婚するのはなかなか難しいですけど、患者さんの中にいい男性を見つけて結婚する人っているんですよ」
「中川さんもそうなの?」私が聞くと、彼女は「うーん、まあ、それもあるかなぁ…」と、綺麗な白い歯を覗かせながら意味深な笑みを浮かべていました。
けっこう話が盛り上がり、なかなか好印象だったのですが、さすがに初めてのデートでホテルに誘うわけにもいかないので、その日は食事をして別れました。できれば5回目くらいでホテルに誘えたらいいかなと私は考えていました。
以前、かなりいい感じになった女性を3回目のデートで体の関係に持ち込もうとして拒絶され、二度と連絡が来なくなった苦い経験があったので、私はだいぶ慎重になっていたのでした。
隠れ美巨乳だった歯科助手
ところが、歯科助手の女性とは3回目のデートで早くもホテルに行くことになったのでした。意外にも彼女のほうから誘ってきたのです。
食事のあとしばらくブラブラしていると、ちょっと人通りの少なくなったあたりで、彼女が腕を絡め体を密着させてきました。
「どこか行きたいところとかある?」私が聞くと、彼女はこう言いました。
「なかぞのさんさえよければ、わたし、今日はひと晩付き合ってもいいですよ」
彼女からの積極的なアプローチに思わずドキッとしました。私の頭の中ではすでに「付き合う」が「突き合う」に変換されてしまっていました。
下着姿になった彼女は、私の想像とはちがい、なかなかいやらしい体つきをしていました。細身なので、たぶん胸も小さめだろうと思っていましたが、実際はそこそこ大きく、腰からヒップ、太腿にかけてのラインもすごく綺麗でなまめかしい印象を受けました。
ブラジャーを外した彼女の乳房はすごく形が綺麗でした。思いがけない隠れ美巨乳に私はうれしくなりました。
前戯の際、彼女はすごくひかえめな反応しか見せませんでしたが、クンニのあと膣内に挿入すると、打って変わって大きな喘ぎ声を上げ始めました。
「あっ、あぁ~ん、ダメ~、気持ちいいっ~!」
正常位で腰を動かしているあいだ、彼女は何度も体をのけ反らせながらよがり声を上げていました。
私が腰を動かすスピードを上げると、彼女のあえぎ声はそのリズムに合わせて小刻みに、だんだんと甲高くなっていきました。
「あっ、あっ、あっ、あっ、あぁぁんっ…気持ちいい…あぁん、あぁっ!」
彼女のあえぎ声から受ける刺激が強すぎて、私はいつになく早く絶頂を迎え、フィニッシュしてしまいました。
その日の私は賢者モードから回復するのも早く、隣でぐったりしている彼女にむしゃぶりついていきました。
前戯もほどほどに素早くコンドームを装着すると、彼女の両脚を大きく開いて押し入っていきました。
彼女の股間の割れ目からは透明の愛液がとろ~りと溢れ出ていて、挿入したペニスの滑りがすごくよかったです。
体位を変えてバックから激しく突きまくっていると、彼女は「あっ!あーん、ダメっっ!」とひときわ大きな声を上げ、そのまま上半身から崩れ落ちてしまいました。
彼女の腰を持ち上げ、再びピストン運動を始めると、私はすぐに我慢できなくなってフィニッシュしてしまいました。
じつは子持ちのシンママだった歯科助手
彼女とはうまく付き合っていけそうな感じがしていたのですが、残念ながら5回目のデートが最後となってしまいました。
ある日、いつもよりちょっと遠くのスーパーへ買い物に行った帰り道、ばったり彼女と出会ったのです。
彼女は、幼稚園くらいの女の子と小学校高学年くらいの男の子といっしょでした。
私と目が合った瞬間、彼女はあきらかに気まずそうに顔をゆがめました。
彼女は道幅いっぱいに広がって歩くふたりの子供たちの腕をひっぱると、厳しい口調で注意しました。そして、こちらに聞こえるくらいはっきりと「ちぇっ!」と舌打ちしたのでした。
あんなガラの悪そうな顔をした彼女は初めて見ました。彼女に対する印象は一気に悪くなってしまいました。
私は彼女から目をそらし、素知らぬ顔で横を通り過ぎました。歩きながら自然と溜め息がこぼれました。
その日をさかいに、彼女から連絡が来ることはなくなりました。私から連絡をとることもありませんでした。なんとなく、もうかかわらないほうがいい気がしたのでした。
3か月が経ち、私はまた定期検診のために歯科医院を訪れました。受付に彼女の姿はなく、よくしゃべる小太りのおばさんが座っていました。
診察が終わって出てくると、年配の女性の患者さんと受付のおばさんが話をしていました。
「前いてた若いお姉ちゃん、もう辞めたん?」
「うん、先月いっぱいで辞めたんですよぉ。今年から上の息子さんが中学で、下の女の子も小学校に上がるから、そのタイミングで引っ越しすることになったらしいんですぅ」
「へぇー。あのお姉ちゃんシングルマザーやろ?いろいろ大変やろなぁ。はよええ男つかまえて再婚したらええのに…」
そんな会話が聞こえてきて、私はなんとも言えない気持ちになりました。
もしかすると、あの歯科助手の女性は、自分が子持ちのシンママであることを隠したまま私との結婚にまで持ち込むつもりだったのかもしれません…。
私は思わずゾッとして、待合室のソファーの隅で溜め息をついてしまいました。