即尺ならぬ即クンニ?斬新なコンセプトを持つお店
風俗遊びと比べるとちょっとコストパフォーマンスに疑問符がつくものの、「時間いくら」でアイドル並みに綺麗なお姉さん達と楽しめる「キャバクラ遊び」は、「お手軽で楽しい飲み屋の業態のひとつ」です。が、彼女達キャバ嬢の本音を、許容してなおかつ楽しめる人がどれだけいるのでしょうか。
Mの人は必見の罵詈雑言
ネットには彼女達の本音があふれています。TWITTRで本音を発信していると思しきキャバ嬢の例をあげてみると、「キャバ嬢、ホステスの心情」「キャバ嬢心の闇吐き出し」「キャバ嬢の掃き溜め」「キャバクラあるあるbot」等々、それこそ星の数ほどあります。そしてその内容ですが、増幅されてさらに罵詈雑言に姿を変えた「キャバ嬢の本音」が、「これでもか!」という勢いで並んでいます。真性Mでもない限り、なんともやりきれない思いが広がること請け合いです。
ほとんどサラリーマン状態
しかし、いくつかの罵詈雑言を眺めていくと、奇妙な既視感があることに気がつきます。仕事場のタバココーナーや居酒屋などで、自分が吐き出しているグチや暴言=自分がどれくらい我慢して仕事をしているか、そしてお客やユーザーがどれくらい無能なのか、という内容と同じ質なのです。もっとも彼女達は容姿や会話といった「自分自身」を商品としているサービス業であるため、かなりのストレスがかかることは事実ですが、営業職やコンサルタント業で感じるストレスと本質は同じです。
荒廃の先に見えるものは
キャバクラでの接客時のやり取りが彼女達の「建前」で、TWITTERに書いてある罵詈雑言は「本音」だとすると、「これらを両方踏まえたうえで彼女達と接する」と、新しい地平が見えてくるのではないでしょうか。相手の本心を見据えたコミュニケーションを心がけることで、安易な「ヤるヤらない」を超えたところの攻防を楽しむことができるのです。ただしこの方法をとると、1回2回は新鮮で楽しめそうですが、「仕事モードでキャバクラに行く」ようなもので、あまりお勧めの遊び方とはいえないかもしれませんね。
文|つかもとまさし
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